「いつかお店を」っていつやるの?

今日はやってみたいことがあるなら、絶対早めにやってみた方がいいという話。私たち夫婦は32歳と33歳の年齢の時に「将来の仕事」について真剣に話し合った。話し合い当初は40歳くらいになったらお店を持ちたいねと言っていた(結局33歳と34歳の歳の時に持つのだが)。どうも人は現実に恐れをなしてやりたいことを先延ばしにする癖があるらしい。30歳で会社を辞めてお店を始めたことを後悔したことはない。やるならすぐやった方がいい。歳とると疲れるから・・・

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40歳を過ぎて感じる焦りがある。

「いつかやろう」と思っていたことの最終決断をそろそろ出さなければいけないのではという焦りだ。

例えば、いつかおにぎり屋さんをやろうと思っていたとする。開業準備をして軌道に乗せて営業を楽しむ日々を送ることを想像する。残り時間を考えると、もうやらないといけないといけない。

私たちは時間に任せて「やらない」方を選んでいるのに、まだ決断していないみたいな顔をしてしまう。

いつかいつかと言っていた「いつか」の日にもう来ているというのに。

若かった頃はたぶん、決断したように見せかけて、選ばなかった方の選択肢を捨てきってはいなかった。

就職しようか進学しようか。会社が合わなかったら大学に戻ればいいやと思っていたけど、結局戻らなかった。

会社を続けようか転職しようか。いろんな会社を経験する人生もいいなと思いながら転職活動したことがない。

子供を持つのか持たないのか。忙しいのを盾にしてちゃんと考えてこなかったから、うちには子供はいない。

日本に住むのか海外に住むのか。海外の方が肌に合うかもとか言いながら、真剣に考えたことはない。

選ばなかった方の選択肢。

もう選べなくなっているものもあると気付く。

こんな感じで、今後の人生はもっとたくさんの「やるやらないの最終決断」をしなければならないのだろう。

現状維持することはある意味何かを選択している。何もしないことは、決めていないようで実は決めている。

いつかやろうは、もうなしだ。いつかは今だ。

時間切れになって泣く泣く出した答えではなく、自分で選びとった道を私は進みたい。

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